日本鹿皮革開発協議会

日本鹿皮革開発協議会通信　2021（令和3）年8月23日号

2021年8月23日

［緊急提案］
シカ資源利用を活用した地域おこしに向けて、資産継承と体制刷新を図ります！

　当会が事務局を置く株式会社カルタンが呼びかけた「コロナ禍だからこそ、シカの資源利用で地域を元気に〜賛同者を緊急募集！」（協会通信2021年５月５日号）の取り組みは、数多くの問い合わせをいただいたことから１ヶ月締め切りを延長し、７月末日をもって終了いたしました。おかげさまで、多くの賛同者とともに、今後につながる新たな情報なども得ることができたとのことです。
　今後はこれを追い風として、呼びかけの中で提案されていた「シカ資源を人びとのいのちと健康を守る方向に活用し、健康ビジネスを創出していく」ことで、シカをはじめ獣害に悩む中山間地域の地域おこしに向けて取り組んでいくことことが求められています。
　そこで、10月を目処に当会としても新たな構想と体制で取り組んでいくことが必要であると判断し、以下の通り株式会社カルタンと共同で、これまでのシカ資源利用に関する資産の整理・継承と新たな体制への移行に早急に取り組んでいく所存です。

Ⅰ　提案事項
株式会社カルタンと鹿二団体（全日本養鹿協会、日本鹿皮革開発協議会）の資産の全面的な継承者を公募する
＜株式会社カルタン（創業1982年／資本金1200万円）の資産＞

○	シカ資源を利用して開発した製品：幼角活用薬酒「気快」、鹿革加工品各種（エコレザー認定革、吟付革、金唐革、カルタン印伝など）　ほか多数
○	丹治会長（カルタン社長）が70余年におよぶ獣医・養鹿・鹿資源利用・地域おこし活動の中で蓄積してきた文献・資料類（実験・体験に基づいたエビデンス資料も多数含む）

＜全日本養鹿協会・日本鹿皮革開発協議会の資産＞

○	日本の皮革産地（姫路・奈良・和歌山・東京）に関する20余年の文献・資料類多数
○	農林水産省鹿資源利用開発研究事業・経済産業省皮革産業高度化事業などの報告書類

Ⅱ 条件
資産継承を受けて、直ちに株式会社カルタン・日本鹿皮革開発協議会に代わる新たなシカ資源利用に関する体制（組織）の立ち上げに取り組むこと

Ⅲ 募集期間
2021年8月23日（月）〜10月22日（金）

Ⅳ 連絡方法及び連絡先
まずはメールにて丹治会長（カルタン社長）宛にご連絡ください。
丹治藤治（㈱カルタン社長・日本鹿皮革開発協議会会長）
E-mail tanji@ninus.ocn.ne.jp　　〒152-0022 東京都目黒区柿木坂3-7-16
［担当者］
株式会社カルタン取締役　杉谷貴子／日本鹿皮革開発協議会事務局長　田中克樹