[特報!]東京都知事選に向けて談話発表 ㈱カルタン・丹治社長
2020年6月22日
日本鹿皮革開発協議会の丹治藤治会長は、自らが社長を務める㈱カルタンとして、今回(2020年)の東京都知事選挙において、熊本県副知事を8年あまり務めてこられた小野泰輔(おの・たいすけ 46歳/写真)氏を支援する意向を発表しました。その理由として、多くの中山間地域を抱える熊本県で副知事として、蒲島知事とともに地域振興や震災復興などで県政をリードし、地方政治の現場をよく知っていること、さまざまな危機的状況を乗り切るための政策も豊富であり、何人かの優秀な候補者がいる中で、若手政治家のホープとして最も期待が持てる存在であることを挙げています。シカの資源利用の観点から見ても、熊本県は労働商工課を窓口に日本鹿皮革協議会との共催による鹿革製品展示会の開催(2014年1月)や熊本県球磨地域振興局での研修会の開催(同年10月)など、中山間地域の振興を図る観点から県政の重要課題としてシカの資源問題も取り上げてきました。
また、丹治会長は、1971(昭和44)年から獣医師としてJA熊本の養豚事業に関わったのを手始めに、1990(平成2)年からは熊本県内での養鹿事業にも関わってこられ、個人的に熊本県とは50年にわたる付き合いとのことで、熊本との縁が深いことも今回の推薦の背景にあるとのことです。
東京都においても奥多摩地域などでシカの農林業被害が多発していますが、丹治会長は、かねてより東京からシカ資源利用と鹿革文化を守る運動を発信し、都市と地方との交流による地域興しを提案してきましたが、これを機会にさらに東京からの発信をすすめていきたいと話しています。
なお、「鹿革文化を守り、東京と地方との交流、世界と交流・交易の促進を図る活動」の概要については、5月28日付けで発信した活動計画(日本鹿皮革開発協議会通信5月28日号)をご参照ください。現在、この活動への賛同者を募集中です。
[連絡先]丹治藤治 E-mail:tanji@ninus.ocn.ne.jp 携帯電話:090-4834-2686
「日本鹿皮革開発協議会通信5月28日号」
http://www.nihonshika-hikaku.com/info/info20200528.html
備考:
国では、増え続ける鳥獣被害に対して農林水産省が全国での「集中捕獲キャンペーン」を提唱し、捕獲対策に多額の資金を投入することを発表しています。その一方で、その資源利用に関する取り組みは思うようにすすんでいない現状があります。他方、環境省では地球温暖化による自然災害等の頻発に対して「気候危機宣言」を発し、循環型経済や分散型社会に向けた社会変革が必要であることを訴えています。
今後は、ポストコロナ時代を見据えて、シカを資源として真正面から捉え、日本人とシカとの歴史も紐解きながら、日本の鹿革文化を守り、地域産業興しや災害復興の一助としてシカ資源利用産業の構築を図っていくことが必要であり、国としての支援策が求められるところです。