「森とシカと人の共存による地域おこしを考えるつどい2018」を開催します
2018年8月10日
日本鹿皮革開発協議会では、関係者に呼び掛けて実行委員会を立ち上げ、標記の催しを行うことになりました。詳細については追ってお伝えいたしますが、現段階で決まっている内容について、以下の通りお知らせいたします。多くの皆さまのご参加をお待ちしております。1)目的
現在、全国各地で農林業に大きな被害を与えているシカを地域資源としてとらえ、シカと森林、人との共存を考えながらシカ資源の持続的な利用を図るとともに、全国的な広域連携により野生シカの捕獲・馴化による飼育および育種・繁殖などの養鹿技術を検証したうえで普及・継承し、全国の中山間、山間地域中心にシカ資源活用産業を立ち上げ、地域振興につなげてくことを目的とする。そのために、今回のつどいは以下の3点を考慮しつつすすめていく。
① | これまで養鹿やシカの資源利用の実践から得られた知識や技術を検証し、次世代に引き継いでいくための方策を考える |
② | 森林やシカの文化と資源を活かした、新たな地域産業を立ち上げ、村づくりに生かすための方策を考える |
③ | 若者や海外関係者などの参加を促し、未来志向かつ地球規模視点で、持続可能な養鹿や資源利用の問題を考える |
2)要項
【日時】
平成30年10月18日(木)
開場:午後12時半/開演:午後1時~(4時半終了)
【会場】
学士会館 202会議室
千代田区神田錦町3-28 TEL.03-3292-5936)
【内容】
■講話(計80分)
演題1「日本人はシカとどう共存し、資源利用してきたのか」(40分)
宮崎昭(京都大学名誉教授)
演題2「どうすれば日本の養鹿は再起できるのか―中国の養鹿に学ぶ」(40分)
丹治藤治(日本鹿皮革開発協議会会長)
<休憩 20分>
■パネルディスカッション(100分)
テーマ「シカの資源利用に求められること―共存と持続可能性・地域おこし・海外交流」
コーディネーター: 検討中
パネラー:畜産農家(シカの飼育・資源利用実践者を検討中)、ジビエ専門家(検討中)、皮革加工業者(サナックス企画事務所・革靴職人 高橋直道)、林業関係者(元林野庁長官 伴次雄)、教育関係者(北海道文化服装専門学校校長 谷内眞佐子)、地域おこし関係者(シカ資源利用をテーマに地域おこしに取り組む地域おこし協力隊の若手を検討中)、宮崎昭、丹治藤治
※シカ資源を利用した製品の展示も同時に会場内で行う予定。
【参加費(予定)】
一般5,000円/学生3,000円
※書籍「Q&Aはじめよう!シカの資源利用」および「時流を刻む」&資料代
【参加対象】
対象地域は全国とし、以下の分野の方々を広く集める。
行政の鳥獣被害・資源利用・地域振興担当、ジビエ・鹿皮革等のシカ資源利用・加工業者(食品加工業者、皮革鞣し・加工業者など)、畜産団体関係者、JA・森林組合関係者、地域づくり団体、農畜産業者、林業者、地域おこし協力隊員など
【主催】
森とシカと人の共存による地域おこしを考えるつどい2018実行委員会
【後援】
農林水産省(申請中)、公益社団法人中央畜産会、公益社団法人畜産技術協会、一般財団法人都市農山漁村交流活性化機構、一般社団法人農山漁村文化協会、日本農業新聞 ほか(以上、予定)