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活動報告

『鹿文化と鹿産業を創る会』プロジェクトへの参加者募集のご案内

2017年9月4日

世界は今、9人に1人が飢餓により苦しんでいるといわれており、その原因として自然災害や地域紛争、発展途上国の人口増加などがあげられています。一方、わが国では半世紀前(1965年)に73%あった食料自給率(カロリーベース)が、今や38%(2015年)にまで低下。それに加えて近年、人為的な災害や天災も多発しており、わが国においても食料危機を防止する対策は待ったなしの状況です。
その対策の一つとしては、穀物ではなく人間の食料と競合しない草木をエサとする鹿資源の利用(養鹿)が考えられます。しかし環境省が2015年度に発表した統計によると、これまで増加が著しかった鹿(ニホンシカ)の生息頭数は、1989年度以来はじめて減少に転じています。
私たち日本鹿皮革開発協議会は、鹿を害獣扱いするのではなく、鹿資源を丸ごと活用することを提案し続け、30年あまり活動してきました。この度、その蓄積してきた知見や体験、技術を公開・伝授すべく、下記のようなプロジェクトを立ち上げ、その参加者・団体を募っております。ふるってご応募ください。

◆本ブロジェクトの活動計画案
1.畜産技術協会からの委託によって実施してきた「鹿資源調査研究開発事業」の成果を検証し、引き継いでいく。
2.日中養鹿技術交流によって学んできだ馴化技術や鹿産物利用法、またニュージーランドにおける養鹿産業の成功事例について情報を共有し合う。
3.人と鹿との共存のあり方について検討してきた「人と鹿の共存交流全国大会」(8回実施)をふり返りつつ、その成果を共有して中山間地域での地域おこしに活かしていく。

◆参加者特典
本プロジェクトにご参加の場合、以下のような特典を用意しております。
1.1972年から45年あまり取り組んできた地域おこしや養鹿経営に関する小冊子を配布します。
2.本協議会で開発してきたニホンシカの鹿革加工品(吟付染革・印伝革など)の見本を支給するとともに、その加工技術を伝授することにより、物語性のある鹿革製品の生産・販売を支援します。
3.野生鹿を人馴らしして人工飼育する技術について指導します(この技術は酪農経営への導入や観光牧場開設、動物セラピーなど福祉分野への応用など、幅広い分野への利用が考えられます)。

◆応募方法
本プロジェクトへの参加希望の場合は、平成29年9月30日(土)までに以下のところまでご連絡ください。
<連絡先>
〒152-0022 :東京都目黒区柿の木坂3-7-16
日本鹿皮革開発協議会事務局
会長 丹治藤治
電話:090-4834-2686/E-mail:tanji@ninus.ocn.ne.jp
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