「第7回 人と鹿の共生 全国大会」盛大裡におわる
2014年4月3日
日時 | 2014年3月22日(土) 23日(日) |
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場所 | 京都大学他 |
3月22日と23日の2日間にわたって「第7回 人と鹿の共生 全国大会」が京都にて開催されました。2日間で、のべ約120名の参加を頂き、盛況に終わることができました。
大会1日目は京都大学農学部にてシンポジウムを開催しました。シンポジウムでは、鹿を価値ある資源として利用継続していくという見地から、文化史や国内外の事例を参考にした講演がなされました。
各講演者と講演テーマは以下の通りです。
基調講演 シカとのかかわりをもって 宮崎昭 京都美術工芸大学学長
講演 シカのいる新しい文化の創造へ 高柳敦 京都大学大学院農学研究科講師
欧州に学ぶ鹿との共生 竹内啓太 日本農業新聞記者
人と鹿との共生めざして 丹治藤治 全日本鹿協会会長
鹿皮革の魅力 杉田正見 NPO法人に本皮革開技術協会理事長
後半のパネルディスカッションでは、参加者から実際の利用と具体的な課題について多くの質問をいただき非常に盛り上がりました。
大会参加者の鹿の資源利用に対する関心の高さをひしひしと感じると同時に、研究の場と実際の現場とのギャップを感じるなどの課題も見え、とても有効な話し合いの場となりました。
なお当日の模様は3月25日付の日本農業新聞近畿版に紹介されています。
大会2日目は実際に鹿資源に触れることでその価値を感じてもらおうと、京都市中京区の京町屋「Bonjour ! 現代文明」にて鹿肉料理の食事会と鹿革のワークショップを開催しました。 普段なじみのない鹿資源ですが、参加された皆さん和やかな雰囲気の中で鹿肉・鹿革の良さを実感していただきました。参加者からは「あんなに美味しくいろんな料理が出来るとは思わなかった」、「扱いやすいし、肌触りがすごくいい」など、好評いただきました。
当日の様子はボンジュール現代ブログページにも掲載されています。
(記事ページはこちら)
今回の大会には、静岡から鹿の皮で作った和太鼓と奏者の方も応援に来て頂いて、両日とも太鼓の生演奏で大いに盛り上げてくれました。 2日間を通して新たな繋がりが多く得られ、今後の展開にも非常に期待が持てる大会となりました。
(大会ポスターはこちら)